PX3Dの魅力
まずは送出と編集が同時にできることが、生中継では有効に機能しました。生中継ですと、予期せぬ事態が起こる可能性はとても高く、テロップもそれに合わせて柔軟に対応しなければならないことが多々あります。今までは、テロップに修正を加える場合、一度テロップの送出を止めて、編集モードに切り替えて、修正を加え、再び送出モードに戻し、送出を再開するというようにいくつもの工程を踏む必要がありました。これに対しPX3Dはモードの切り替えも必要なければ、送出リスト=編集リストとなっており、どちらのUIも同一UIであるため、無駄なく柔軟に対応することができました。
また様々な新機能も効果的に使えます。例えばPX3Dではチャンネル数を増やすことなく、テロップページを6枚重ねて送出制御することができる機能があります。これを活用すると、複数のテロップ情報を別々に送出制御できるため、無駄なく、不足なく、適切なタイミングで適切なテロップのIN・OUTができます。(実際 “LIVE”という生中継であることを表すアニメーション付きのロゴをトップレイヤーに位置付け、画面の右上に適切なタイミングで出し入れすると同時に、出演者の名前や花火のテロップなどをそれぞれのタイミングで送出制御しました)編集作業に関しては、タイムラインを持っているところが気に入りました。どのオブジェクトをどのフレームでどのように動かすか、一目で確認し動きに関する編集制御ができます。横スクロールなどの基本編集も直観的なUIで簡単にできました。
また、ODBC機能も便利でした。これを使うとエクセルなどのデータベースとオブジェクトをリンクさせることができます。今回の花火ではODBCの出番はありませんでしたが、ある選挙でPX3Dを使用した際に生中継でODBC機能を使いました。以前は選挙速報などの得票数の数字は、更新が必要な都度いちいち編集画面にて数字を打ち直す必要がありましたが、ODBC機能を使うとデータベースを更新・上書きすると、リンク先のオブジェクトの変数も同じく更新される仕組みになっており、簡易なうえ安全に変数更新が可能となります。
PX3Dは様々な使い勝手の良い機能を有したキャラクタージェネレーターであり、状況変化に柔軟に対応できるツールだと思います。